おもひで その2 中学生

今回は、中学演劇部の生徒さんが団体で観賞に来られるという、シルヴプレの本公演初の出来事がありました。
 
これは、主催のテアトルフォンテさんで開催された、神奈川の演劇コンクールで「フォンテ賞」を受賞した学校が、その特賞として我々の公演にご招待されて、いらっしゃったのでした。
 
正直、特賞が我々の公演でいいのか?とも思いましたが、こんなことでもないと中学演劇部の生徒さんたちとは出会えない貴重な機会だと、演じる方はポジティヴシンキング。
しかし、だからと言って、決して中高生向きに作っているわけでもなく、特に今回はいつもよりブラックな内容を目指したので、その辺どうなることかと思っておりました。
 
1月28日土曜の17時の回、演劇部顧問の先生と部員さんたち約20名の皆様がご来場。
皆さん、学生服で、桟敷に体育座りの下級生、上級生は最後列と、一般のお客さんをサンドしての布陣。
しかも気になったことはメモるべくノートと鉛筆を持っておられました。
 
真剣な雰囲気で、静けさの中に、もしかして芸術観賞しているつもりなのかも?という、なんというか真面目さを感じとりましたが、とにかく学生さんの集中力が心地いい楽しさでした。
他の皆さんが若干気圧されて、一緒に静かな雰囲気になったのが、ちょっと申し訳なかったです。
先に説明しておいた方が良かったかも、と反省しております。
この日の他のお客様、すみませんでした。
  
終演後、ブラックめだったとかもう関係なく、とにかく楽しんでくださったようで良かったのですが、
この公演=マイムと思っている様子も感じられ、いえいえ、これはどちらかというと、亜流というか我流というか邪道というか、正統派ではないのですよ、と、ピュアな瞳の学生さんたちにうまくお伝えできず。それも反省‥。